Scratchの制御カテゴリにある「〇〇まで待つ」は、特定の条件が満たされるまでプログラムの実行を一時停止するブロックです。ここでは、このブロックを使った簡単なプログラムと、それを発展させたプログラムを紹介します。
1. 簡単なプログラム:「スペースキーが押されるまで待つ」
動作
- 緑の旗を押すと、キャラクターが「スペースキーを押してください」と言う。
- スペースキーが押されるまで待ち、押されたら「ありがとう!」と表示する。
スクリプト
when green flag clicked
say [スペースキーを押してください] for (2) seconds
wait until <key (space v) pressed?>
say [ありがとう!] for (2) seconds

2. 発展プログラム:「マウスが特定のエリアに入るまで待つ」
動作
- 緑の旗を押すと、キャラクターが「マウスを右端に移動してください」と言う。
- マウスカーソルがx座標180以上の位置に来るまで待ち、到達すると「OK!」と表示する。
スクリプト
when green flag clicked
say [マウスを右端に移動してください] for (2) seconds
wait until <(mouse x) > (180)>
say [OK!] for (2) seconds

このように、「〇〇まで待つ」ブロックを使うことで、特定の条件が満たされるまでプログラムの進行を制御できます。発展的なプログラムでは、センサーや変数を組み合わせることで、より高度な制御が可能になります。