Scratchには「調べる」カテゴリのブロックがあり、その中に「答え」ブロックがあります。これは、ユーザーが入力した内容をプログラム内で活用できる便利なブロックです。本記事では、この「答え」ブロックを使った基本的なプログラムと、発展させたプログラムを紹介します。
1. 基本編:「あなたの名前は?」と聞いて表示する
まずは基本的な使い方として、ユーザーに名前を聞き、その答えを表示するプログラムを作成します。
スクリプト
1. 「調べる」カテゴリの「( )と聞いて待つ」ブロックを配置
- 質問内容:「あなたの名前は?」
2. 「見た目」カテゴリの「( )と言う」ブロックを配置
- 「答え」ブロックを組み込んで、「こんにちは、(答え)さん!」と言う

実装コード(Markdown)
- [調べる] (あなたの名前は?)と聞いて待つ
- [見た目] (こんにちは、(答え)さん!)と言う
解説
このプログラムは、ユーザーに名前を聞いて、その答えを使って挨拶をするシンプルなものです。
2. 発展編:簡単な計算をするプログラム
次に、ユーザーが入力した数字を使って簡単な計算を行うプログラムを作ります。例えば、「好きな数字」を聞き、その数字を2倍にして表示するものです。
スクリプト
1. 「調べる」カテゴリの「( )と聞いて待つ」ブロックを配置
- 質問内容:「好きな数字を入力してください」
2. 「演算」カテゴリの「(答え)×(2)」ブロックを作成
3. 「見た目」カテゴリの「( )と言う」ブロックを配置
- 計算結果を「(好きな数字)を2倍すると(計算結果)です!」と言う

実装コード(Markdown)
- [調べる] (好きな数字を入力してください)と聞いて待つ
- [見た目] ((答え)を2倍すると((答え)×2)です!)と言う
解説
このプログラムでは、ユーザーが入力した数字を「答え」ブロックで取得し、それを2倍にして結果を表示します。数値だけでなく、文字列を入力すると予期しない結果になることもあり、その場合は入力チェックを加えるとさらに発展的なプログラムになります。
まとめ
Scratchの「答え」ブロックは、ユーザーの入力を活用できるため、インタラクティブなプログラムを作成するのに便利です。基本的な使い方から発展的な活用方法まで、ぜひ試してみてください!