Scratchの「すべてを止める」ブロックは、プログラムのすべてのスクリプトを停止させるために使います。これを使うことで、ゲームやアニメーションの終了処理を簡単に制御できます。
基本例:キーを押したらすべてを停止
この例では、スペースキーを押すとスクリプト全体が停止します。
1. 緑の旗がクリックされたとき
2. [ずっと] [
3. 「動いています」と言う (2) 秒
4. (10) 歩動かす
5. もし端に着いたら、跳ね返る
]
6. スペースキーが押されたとき
7. [すべてを止める]

このスクリプトを実行すると、スプライトがずっと動き続けますが、スペースキーを押すとすべてが停止します。
応用例:ゲームの終了処理を作る
次に、敵キャラクターに触れたらゲームが終了するように発展させてみます。
### プレイヤーのスクリプト
1. 緑の旗がクリックされたとき
2. [ずっと] [
3. (10) 歩動かす
4. もし端に着いたら、跳ね返る
5. もし (敵) に触れたなら [
6. 「ゲームオーバー!」と言う (2) 秒
7. [すべてを止める]
]
]
### 敵キャラクターのスクリプト
1. 緑の旗がクリックされたとき
2. [ずっと] [
3. (ランダムな位置へ行く)
4. (2) 秒待つ
]


このスクリプトでは、プレイヤー(スプライト)が動き続け、敵に当たると「ゲームオーバー!」と表示され、すべてのスクリプトが停止します。
このように、「すべてを止める」を使うことで、ゲームやアニメーションの終了処理を簡単に実装できます。