1. 「マウスポインターに触れた」を使った基本プログラム
「調べる」カテゴリにある 「マウスポインターに触れた」 ブロックは、スプライトがマウスポインターに触れたかどうかを判定するためのブロックです。これを使うことで、マウスカーソルに反応するインタラクティブなプログラムを作成できます。
まずは、スプライトがマウスポインターに触れたら色を変える基本的なプログラムを作ってみましょう。
基本プログラム:マウスカーソルに触れたら色が変わる
スプライトの動作:
- マウスポインターに触れると色が変わる
- 触れていないと元の色に戻る
イベントの旗が押されたとき
ずっと
もし <マウスポインターに触れた> なら
⬜ ⬛ [色の効果を 25 ずつ変える]
でなければ
⬜ ⬛ [色の効果を 0 にする]
end
end

解説
- 「ずっと」 ブロックを使い、スクリプトを常に実行し続けるようにする。
- 「もし <マウスポインターに触れた> なら」 の条件分岐を使い、マウスカーソルがスプライトに触れたかどうかを判定。
- 「色の効果を変える」 ことで、スプライトがマウスカーソルに触れると色が変化。
- 「色の効果を 0 にする」 ことで、マウスポインターから離れると元の色に戻る。
2. 発展プログラム:「マウスに触れると逃げるスプライト」
今度は、スプライトがマウスポインターに触れるとランダムな位置に逃げるプログラムを作成します。
発展プログラム:マウスカーソルが近づくとスプライトが逃げる
スプライトの動作:
- マウスカーソルに触れたら、スプライトがランダムな位置に移動する
イベントの旗が押されたとき
ずっと
もし <マウスポインターに触れた> なら
⬜ ⬛ [x座標を (ピックランダム(-240) から (240)) にする]
⬜ ⬛ [y座標を (ピックランダム(-180) から (180)) にする]
end
end

解説
- 「もし <マウスポインターに触れた> なら」 を使い、マウスがスプライトに触れたかどうかを判定。
- 「x座標を (ピックランダム(-240) から (240)) にする」 を使い、スプライトがランダムなX座標へ移動。
- 「y座標を (ピックランダム(-180) から (180)) にする」 でランダムなY座標へ移動。
- これにより、マウスカーソルを追いかけてもスプライトがすぐに逃げるようになる。
3. 応用プログラム:「マウスに触れるとスコアが増えるゲーム」
今度は、スプライトをクリックするとスコアが増える簡単なゲームを作ります。
応用プログラム:スコアカウント付きゲーム
スプライトの動作:
- マウスポインターに触れた状態でクリックするとスコアが増える
- スプライトはランダムに移動する
変数 [スコア] を 0 にする
イベントの旗が押されたとき
ずっと
もし <マウスポインターに触れた> なら
もし <マウスが押された> なら
⬜ ⬛ [スコア を (スコア + 1) にする]
⬜ ⬛ [x座標を (ピックランダム(-240) から (240)) にする]
⬜ ⬛ [y座標を (ピックランダム(-180) から (180)) にする]
end
end
end

解説
- 「変数 [スコア] を 0 にする」 でゲーム開始時のスコアをリセット。
- 「もし <マウスポインターに触れた> なら」 でマウスカーソルがスプライトに触れたかを判定。
- 「もし <マウスが押された> なら」 でクリックされたかを判定。
- 「スコアを (スコア + 1) にする」 でスコアを加算。
- スプライトはクリックされるとランダムな場所に移動し、次のクリックを待つ。
まとめ
- 基本プログラム:「マウスポインターに触れた」を使い、スプライトの色を変える。
- 発展プログラム:マウスポインターが触れるとスプライトが逃げる。
- 応用プログラム:マウスカーソルでクリックするとスコアが増えるゲーム。
これらを組み合わせれば、もっと複雑なインタラクティブなゲームやアニメーションを作ることができます。ぜひ、Scratchで試してみてください!