Scratchは、子どもから大人まで楽しめるビジュアルプログラミング環境です。その中でも「調べる」カテゴリの「マウスが押された」ブロックは、インタラクティブなプログラムを作る際に便利な機能です。
今回は、この「マウスが押された」ブロックを使った基本的なプログラムと、発展したプログラムの2つを紹介します。
1. 基本編:マウスクリックでスプライトが動く
このプログラムでは、マウスがクリックされたときにスプライトが右に10歩移動するシンプルな動作を作ります。
スクリプト
### 基本編:マウスが押されたらスプライトが右に移動する
- [緑の旗が押されたとき]
- (ずっと)
- {もし <マウスが押された?> なら}
- (10歩動かす)

解説
ずっと
ループの中でもし <マウスが押された?> なら
をチェックし、クリックされたらスプライトが10歩右に動くようにしています。- クリックするたびにスプライトが右へ移動するシンプルな動作です。
2. 発展編:マウスクリックでスプライトがランダムに動く&色が変わる
次に、マウスがクリックされたときにスプライトがランダムな場所に移動し、色が変わるようにプログラムを発展させます。
スクリプト
### 発展編:マウスが押されたらスプライトがランダムに移動し、色が変わる
- [緑の旗が押されたとき]
- (ずっと)
- {もし <マウスが押された?> なら}
- (x座標を (ピックランダム (-240) から (240)) にする)
- (y座標を (ピックランダム (-180) から (180)) にする)
- (色の効果を (25) ずつ変える)

解説
x座標
とy座標
をランダムに設定し、マウスクリックのたびにスプライトが画面のどこかに瞬間移動します。- さらに
色の効果
を25ずつ変えることで、スプライトの色が変化します。
まとめ
- 基本編では、「マウスが押された」ブロックを使って、スプライトをクリックで右に動かしました。
- 発展編では、クリックするとランダムな位置に移動し、色が変化するようにしました。
「マウスが押された?」ブロックを使うと、クリック操作に反応するインタラクティブなプログラムが簡単に作れます。ぜひ、いろいろな応用を試してみてください!