Scratchは、小学生から大人まで楽しくプログラミングを学べるビジュアルプログラミング環境です。特に「調べる」カテゴリのブロックを活用すると、ユーザーの入力に応じた動作を作ることができます。今回は「スペースキーが押された」ブロックを使った基本的なプログラムと、それを発展させたプログラムを紹介します。
1. 基本のプログラム:スペースキーでスプライトを動かす
この基本プログラムでは、スペースキーを押すとスプライト(キャラクター)が右に10歩動くようにします。
- [イベント] 〇 が押されたとき → [緑の旗]
- [制御] ずっと
- [調べる] <スペースキーが押された> なら
- [動き] 10歩動かす

説明
- 「ずっと」ブロックを使い、常にスペースキーが押されたかどうかを確認します。
- スペースキーが押されると、「10歩動かす」ブロックが実行され、スプライトが右に移動します。
動作
- 緑の旗を押してプログラムを実行。
- スペースキーを押すたびにスプライトが右に進みます。
2. 発展プログラム:スペースキーでジャンプする
次に、スペースキーを押すとスプライトがジャンプする(上に移動して戻る)ように改良します。
- [イベント] 〇 が押されたとき → [緑の旗]
- [制御] ずっと
- [調べる] <スペースキーが押された> なら
- [動き] y座標を 10 ずつ変える
- [制御] 0.2秒待つ
- [動き] y座標を -10 ずつ変える

説明
- 「y座標を10ずつ変える」でスプライトが上に移動。
- 「0.2秒待つ」ブロックで少しの間、空中にいるように見せる。
- 「y座標を-10ずつ変える」で元の位置に戻すことで、ジャンプのような動きを表現。
動作
- スペースキーを押すとスプライトが上にジャンプして戻ります。
- 何度もスペースキーを押すと、連続でジャンプできます。
まとめ
今回のプログラムでは、「スペースキーが押された」ブロックを使ってスプライトを動かしました。基本の「横に動かす」動作から、発展して「ジャンプ」する動作へと進化させました。さらに発展させて、重力の概念を追加したり、ジャンプできる回数を制限したりすることで、よりゲームらしい動作を作ることもできます。
ぜひ自分でも試して、いろいろなアレンジを加えてみてください!