Scratchで「足し算」ブロックを活用したプログラミング入門

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Scratchは、子どもから大人まで楽しめるビジュアルプログラミング環境です。今回は、演算カテゴリにある 「足し算」 ブロックを使った基本的なプログラムと、その応用例を紹介します。


1. 基本編:2つの数の合計を表示する

まずは、2つの数を足し算して結果を表示する簡単なプログラムを作成します。

スクリプト

when green flag clicked
say (5 + 3) for (2) seconds

解説

  • when green flag clicked:緑の旗がクリックされたときにスクリプトが開始します。
  • say (5 + 3) for (2) seconds:5と3を足した結果(8)を2秒間表示します。

実行結果

  • 緑の旗をクリックすると、スプライトが「8」と2秒間表示します。

2. 発展編:ランダムな足し算問題を出題し、正解を判定する

次に、ランダムに生成された2つの数の足し算問題を出題し、ユーザーの回答を判定するプログラムを作成します。

スクリプト

when green flag clicked
set [num1 v] to (pick random (1) to (10))
set [num2 v] to (pick random (1) to (10))
ask (join (join (num1) + " + ") + (join (num2) + " = ?")) and wait
if <(answer) = (num1 + num2)> then
    say [正解!] for (2) seconds
else
    say [不正解...] for (2) seconds
end

解説

  • set [num1 v] to (pick random (1) to (10)):1から10の間でランダムな数をnum1に設定します。
  • set [num2 v] to (pick random (1) to (10)):同様に、num2にランダムな数を設定します。
  • ask (join (join (num1) + " + ") + (join (num2) + " = ?")) and waitnum1num2の足し算問題を表示し、ユーザーの入力を待ちます。
  • if <(answer) = (num1 + num2)> then:ユーザーの回答が正解かどうかを判定します。
    • 正解の場合:say [正解!] for (2) secondsで「正解!」と2秒間表示します。
    • 不正解の場合:say [不正解...] for (2) secondsで「不正解…」と2秒間表示します。

実行結果

  • 緑の旗をクリックすると、例えば「3 + 7 = ?」と表示されます。
  • ユーザーが答えを入力し、正解なら「正解!」、不正解なら「不正解…」と表示されます。

まとめ

  • 基本編では、固定の数値を足し算して結果を表示する方法を学びました。
  • 発展編では、ランダムな数値を使って足し算問題を出題し、ユーザーの回答を判定するプログラムを作成しました。

「足し算」ブロックは、計算だけでなく、ゲームのスコア計算や動きの制御など、さまざまな場面で活用できます。ぜひ、いろいろなアイデアで試してみてください。

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