Scratchで「ステージの背景#」を使った簡単なプログラミング

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Scratchは、視覚的にプログラミングを学べる環境として、多くの教育現場や個人で利用されています。その中でも、「調べる」カテゴリにある 「ステージの背景#」 ブロックは、背景の情報を取得する際に非常に便利です。今回は、このブロックを使った基本的なプログラムと、応用的なプログラムの2つを紹介します。


1. 基本編:現在の背景番号を表示する

まずは、現在のステージの背景番号を取得し、それをスプライトに表示させる簡単なプログラムを作成します。

スクリプト

when green flag clicked
say (ステージの背景#) for (2) seconds

解説

  • ステージの背景# ブロックを使用して、現在の背景番号を取得します。
  • say ブロックで、その番号を2秒間表示します。

実行結果

このスクリプトを実行すると、スプライトが現在の背景番号を2秒間表示します。これにより、現在設定されている背景が何番目かを確認できます。


2. 発展編:背景に応じてスプライトの動きを変える

次に、現在の背景番号に応じて、スプライトの動きを変化させるプログラムを作成します。

スクリプト

when green flag clicked
if <(ステージの背景#) = [1]> then
    move (10) steps
else
    move (-10) steps
end

解説

  • ステージの背景# ブロックで現在の背景番号を取得し、それが 1 であるかを確認します。
  • 背景番号が 1 の場合、スプライトは前方に10歩進みます。
  • それ以外の場合、スプライトは後方に10歩進みます。

実行結果

このスクリプトを実行すると、背景番号が 1 のときはスプライトが前進し、それ以外の背景では後退します。これにより、背景に応じてスプライトの動作を変化させることができます。


まとめ

「ステージの背景#」 ブロックを活用することで、現在の背景情報を取得し、それに基づいてスプライトの動作を制御することが可能です。ゲームやアニメーション制作において、背景の変化に応じたスプライトの動きを設定する際に非常に有用です。ぜひ、これらの例を参考にして、さまざまな作品作りに挑戦してみてください。

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