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子どもの才能を伸ばすために親が自分の子どもだけには絶対やらなかったこと
子どもの才能を伸ばすために親がしていなかったこと
子どもの才能を伸ばすために親がしていなかったことは、親が子どもの才能よりも「自分が好きなことを子どもの才能として認められない」ところにあったのではないか。前出の森先生はその「母親役」のことを「親がいきいきした子どもに育ってほしいと考えているとすれば、そのためにどうしたらいいのか、いつも葛藤するはず」と書く。この「葛藤」自体はいたって自然なことなので、そういうものなんだ、と捉えるべきなのだろうと思う。
もちろん、それは何か悪いこと、悲しいこと、苦しいことというわけではなく、子どもの可能性を大切にしたいと思っているのであれば、大人が考えること、思うことはすべてやり尽くしてほしい、もしくは親がどう感じているかを発信してほしいという思いがあるのかもしれないし、何かやり尽くそうとしても、子育てはすべて一筋縄ではいかないもので、途中で熱の切れ目が見えることもあるということなのかもしれない。大人は子どもを育むという仕事で常に葛藤する存在でもあり、それもまた普通のこと、と読み解くべきなのかもしれない。
子どもの才能を伸ばすために親がしていなかったことについて
子どもの才能を伸ばすために親がしていなかったことについては、次のようにお伝えしました。 まず、一番大事なのは、好奇心のアンテナを高く張らせることです。子どもにはいろいろなものにふれる機会を与えてあげることです。
たとえば、公園へ行ってたくさん体を使って遊ぶ。おやつや砂場セットなど、できるだけ子どもと一緒に用意してあげるといいでしょう。そして、長い時間、親子で過ごすと、とても面白い発見があるものです。たとえば、お母さんがいなくてさみしいなと思っていたら、その理由がわかったり。
そうやって、親子のコミュニケーションを深めていくのです。親は、子どもと一緒に何かを作り上げるという体験をどんどんしてもらうといいでしょう。そうやって、親子で共通の何かを作り出すことで、お母さんが近くにいてもいなくても、子どもは楽しい親子関係を築いていくと思います。
これは、一見、親の自分本位のように見えてしまいますが、子どもは、ある意味で、親から守られているのですが、その一方で、愛情が欠落してしまっていると言えるでしょう。確かに親子関係はある意味では「依存と自立」のシステムで成り立っているのかもしれません。
