簡単なプログラム
以下は、Scratchの動きカテゴリの「direction(向き)」を使ってスプライトを動かす基本的なプログラムです。
- スプライトの向きを設定する:
- まず、Scratchエディタを開いて、スプライトを選びます。
- 動きカテゴリから「向きを90度にする」ブロックをスクリプトエリアにドラッグします。これは、スプライトの向きを右向きに設定するものです。
- 次に「10歩動かす」ブロックを追加して、スプライトを動かします。
when green flag clicked
set direction to 90
move 10 steps
say "direction"
発展したプログラム
次に、スプライトの向きを動的に変更し、キー入力に応じてスプライトが異なる方向に動くようにします。
- キー入力でスプライトの向きを変更する:
- スプライトが上矢印キー、下矢印キー、左矢印キー、右矢印キーの押下に応じてそれぞれ異なる方向に動くようにします。
when green flag clicked
forever
if <key [up arrow v] pressed?> then
point in direction 0
end
if <key [down arrow v] pressed?> then
point in direction 180
end
if <key [left arrow v] pressed?> then
point in direction -90
end
if <key [right arrow v] pressed?> then
point in direction 90
end
if <any key pressed?> then
say direction
move 10 steps
end
end
このプログラムは、スプライトが常に矢印キーの入力をチェックし、対応する方向に動くようにします。これにより、インタラクティブな動きのあるアニメーションやゲームの基礎を作成できます。
さらに、動きを滑らかにしたり、障害物にぶつかる処理を追加することで、より複雑で魅力的なプログラムに発展させることができます。
まとめ
動きカテゴリの「direction(向き)」ブロックを使うことで、スプライトの動きを簡単に制御できます。キー入力を利用してインタラクティブな動きを作成し、さらに条件分岐を使うことでより高度な動作を実現できます。これらの基本的な技術を応用して、様々なScratchプロジェクトを作成してみてください。