簡単なプログラム
まず、基本的な「X座標を()にする」ブロックの使い方から始めましょう。
プロジェクト概要
猫のスプライト(Scratch Cat)をステージの左端から右端まで移動させる簡単なプログラムです。
スクリプト
- 「イベント」カテゴリーから「緑の旗がクリックされたとき」ブロックをドラッグします。
- 次に、「動き」カテゴリーから「どこかの場所へ」ブロックをドラッグし、「緑の旗」ブロックの下に接続します。
- 次に、「制御」カテゴリーから「1秒待つ」をその下に接続します。
- 最後に、「動き」カテゴリーから「X座標を-240にする」ブロックをドラッグして、「緑の旗がクリックされたとき」ブロックの下に接続します。
このプログラムを実行すると、スプライトはどこかに移動したあと、1秒待って、ステージの左端(X=-240)に移動します。
発展したプログラム
次に、より複雑なプログラムに発展させます。スプライトがX座標を変えながらステージ上を往復するプログラムを作成します。
プロジェクト概要
スプライトが左端から右端まで移動し、右端に到達したら左端に戻る動きを繰り返します。
スクリプト
- 「イベント」カテゴリーから「緑の旗がクリックされたとき」ブロックをドラッグします。
- 「制御」カテゴリーから「ずっと」ブロックをドラッグし、ブロックの下に接続します。
- 「制御」カテゴリーから「もし〜なら」ブロックをドラッグし、「ずっと」ブロックの内側に接続します。
- 「演算」カテゴリーから「X座標 > 240」ブロックをドラッグし、「もし〜なら」ブロックの条件部分に接続します。
- 「動き」カテゴリーから「X座標を-240にする」ブロックをドラッグし、「もし〜なら」ブロックの内側に接続します。
- 「動き」カテゴリーから「10歩動かす」ブロックをドラッグし、「ずっと」ブロックの内側、「もし〜なら」ブロックの外側に接続します。
このプログラムを実行すると、スプライトは左端(X=-240)から右端(X=240)まで移動し、右端に到達すると再び左端に戻り、この動きを繰り返します。
スクリプトのビジュアル
以下は、スクリプトのビジュアル表現です:
when green flag clicked
forever
if <(x position) > [240]> then
set x to [-240]
end
move (10) steps
end
これにより、スプライトが左右に連続して移動するアニメーションが作成されます。このように、「X座標を()にする」ブロックは、スプライトの位置を制御するための基本的なツールとして非常に便利です。